top of page
Kajurare、柿、通販、農園、値段、時期
-  『Kajurare』 だけの特別な柿  -
Kajurareは、奈良県西吉野地方で富有柿・松本早生富裕柿・平核無柿・刀根早生柿の4種類の柿を生産しています。他の農園さんでも同じ品種を栽培していますが、Kajurareの柿は特別です。
-  他の農家さんと何が違うの?  -
Kajurareが管理する柿農園は、奈良県西吉野地方でも非常に珍しい山の尾根を利用した柿農園です。整地された農園と異なり作業効率は悪くなりますが、風通しが良く寒暖の差が生じやすいため柿作りには最も適した土地です。​徹底した土壌づくりと寒暖の差を利用した自然農法により育まれた、Kajurareにしか育てることができない『極上の柿』を育てています。
Kajurare、柿農園、有機栽培.jpg
写真:カジュレア第8農園
- 美味しさの秘訣は『山の尾根』-
山の尾根を利用することは、急激な寒暖差を利用できる強みがあります。山脈に吹き付けた風が、農園全体の気温を急激に温めたり、冷やしたりすることでより一層味に深みが増し、美味しい柿が育ちます。

ただし、山の尾根を利用するには大きなデメリットも存在します。

その① 最悪の作業環境
整備された農園と異なり、本来の山の地形を利用するため作業が思うように進みません・・・急な斜面、吹き付ける風・・・作業効率は非常に悪く、通常時にくらべ2倍以上の時間がかかります。

その② 地獄の水やり作業
​夏季には、樹木への水やり作業が必須となります。尾根まで水を積んだトラックを何十回も往復し、真夏では35℃を超える気温の中で手作業の水やりを行なわなければなりません。多くの農園では、スプリンクラーと呼ばれる自動放水機が導入されていますが、山の尾根には、水道管の設営は無く、もちろん便利な自動放水機もありません。昔ながらの手作業での水やりが求められます。
-  『こだわり』と『柿の味』は比例する  -
​『極上の柿』を育てるには、手間暇が掛かります。ITの導入に伴う自動化や効率化が進んでおりますが、自動化や効率化では極上の柿を育てることは出来ません。昔ながらの良い所を継承しつつ、手間を惜しまないを貫くことで『Kajurare』はこだわりの柿を育てています。
-  4種類のおすすめ柿  -
富有柿.jpg
富有柿
富有柿(ふゆうがき)は岐阜県瑞穂市居倉が発祥とされている完全甘柿の一種で、1857年に小倉初衛が栽培を始めた御所系統の柿の木がその起源とされ、その木を福島才治が別の木に接木して育成したものが1897年の柿品評会で一等賞となり広く世に知られるようになったそうです。現在、富有柿は柿の中では最も多く生産されている品種となっています。
■特徴
富有柿は完全甘柿となり、果実は丸に近い四角、果皮はすべすべしていて光沢があります。産地により微妙に色や形が違に違いがあり、福岡県産は赤が濃く腰高の傾向があり、岐阜県産などはややオレンジが強くて比較的平たいくなる傾向があります。いずれにしても果肉は繊密でとろけるような柔らかさが有り、甘みがあり果汁が覆いのが特徴です。
 
■収穫時期
11月上旬~12月上旬
松本早生富有柿

松本早生富有柿(まつもとわせふゆうがき)は京都府綾部市の松本豊氏が1935(昭和10)年頃に自園の富有柿の中から枝変わりを発見し育成したものとされ、1952(昭和27)年に名称登録されています。

 

■特徴

松本早生富有柿は普通の富有柿よりも1~2週間ほど早く成熟する他は、富有柿と大きな特徴の違いはありません。この柿も富有柿同様完全甘柿で、大きさは250後で、丸みのあるふっくらとした形をしており、明るい橙色の果皮はひび割れなどが入っていません。果肉は比較的柔らかめで富有柿らしい食感と甘さを備えています。

■収穫時期

10月中旬~11月上旬

松本早生.jpg
IMG_2333_edited.jpg
刀根早生柿
刀根早生柿(とねわせがき)は、平核無柿(ひらたねなしがき)の枝変わりです。奈良県天理市の刀根淑民氏が台風で折れた平核無柿を、その根元から顔を出した若木に接木して育成したところ、普通の平核無柿より10~15日ほど早く実をつける柿になったそうです。それを育成し1980年に品種登録されました。名称は育成者の刀根氏の名字に由来します。
 
​■ 特徴
刀根早生柿の特徴は、平核無柿の枝変わりというだけによく似ています。果実の大きさは240g程で形は偏平で四角に角張っており種はありません。果皮の色は橙色で光沢があり、甘みが強く、果汁も豊富で、果肉が硬くなくそれでいて柔らかすぎず程よい食感が味わえます。
■収穫時期
9月中旬~10月中旬
平核無柿
平核無柿(ひらたねなしがき)は原産が新潟県の柿で、明治時代に、山形県鶴岡町の農家が新潟県の苗木商から仕入れた苗木に混じっていた、もともと種が出来ない変わった品種を育成されたものが山形県の庄内地方で「庄内柿」として広がっていったとされています。
 
■特徴
平核無柿の特徴は、なんといっても種がない事でしょう。そのため非常に食べやすい果物といえます。果実の大きさは240g程で形は偏平で四角に角張っています。果皮の色は橙色で光沢があり、甘みが強く、果汁も豊富で、果肉が硬くなくそれでいて柔らかすぎず程よい食感が味わえます。
■収穫時期
​10月中旬~10月下旬
IMG_2284%20(1)%20(1)_edited.jpg
-  Kajurare取扱柿の選果基準  -
柿図.png
■柿浪漫(全体の1%未満)
用途:贈答品
販売場所:デパート(外商)、予約販売
贈答品の最上位。10,000個に1つ程の収穫量。
特秀品の中でも、形・色・艶・サイズ全ての基準をクリアした『KING of柿』。安定した収穫量が見込めないため、一般出荷されることは少なくデパートの外商や予約販売など限られた場所でのみ販売されます。
■特秀品(全体の1-2%)
用途:贈答品
販売場所:デパート、注文販売
日当たりが良く、風通しの良い場所でのみ収穫が可能です。形・色・サイズの基準を満たし、主にデパートで贈答品用として販売されます。
■秀品(全体の約15%)
用途:一般消費
販売場所:高級路線スーパー、一般スーパー
傷がなく、形・色ともに整った柿です。一般消費用として販売されるため、シーズンになるとスーパーで販売されます。
■優品(全体の約20%)
用途:一般消費
​販売場所:一般スーパー
傷が少なく、形が整った柿です。一般消費用として販売されるため、シーズンになるとスーパーで販売されます。
■良品(全体の約30%)
用途:一般消費
​販売場所:低価格路線スーパー
1㎝ 以上の傷があり、形の整った柿です。一般消費用として販売されるため、シーズンになるとスーパーで販売されます。
■規格外・無印(全体の約35%)
用途:加工品
​販売場所:業務用販売のみの為、一般流通せず。
目立つ傷があったり、形が整っておらず、主に加工品として流通します。青果としてスーパーに並ぶことはありません。
bottom of page